保育園の位置

 家庭だけでも保育園だけでも子どもは育ちません。人間は歴史的・社会的存在であり、子どもは、社会の中で育ちます。つまり、子どもは家の中だけでは充分育つことができない、どうしても人間社会の中での生活が必要になってきます。
 その社会が子どもを消費者として狙い、生きる糧としての食品や遊びまでが商品として追いかけてくるような現在において、誰からも管理・支配されない自由な空間と時間を与える『解放区』としての保育園を考えています。管理・支配されない時間と空間が子どもの本来持っている『力』の発達を保証すると考えるからです。 

「遊び」の保育

 『遊び』は子どもにとって心身を休める休息とは違い人間になることを学ぶ場です。体を思うように動かすこと、ルールがあり我慢したり協力することを知り、管理されない遊びの中で脳を使い、考え、実行する喜びを学びます。一日の時間をこま切れにし、時間内の目的を与えられる保育では上手に目的を達することしか学べませんが、自由な空間では多くの失敗を経て『考える(脳を十分に使う)』ことを学びます。

共に生活する仲間として

 子供の行動の基点となるのが、保護者の膝の上です。この基点がないと、生活空間を広げていくことができなくなってしまいます。あおぞらではこの大人と子どもの関係をどうとらえるか、ということを大切にしています。保育士が「親」として子どもの生活の基点になることを初めに考えます。「先生」ではなく「自分を保護してくれる大人」として、子どもの目を通して物を見、共に生活してくれる友達としてありたいと思います。
 子どもたちは、突然車で連れてこられた場に見守ってくれる大人がいることで、生活の場の一部として、保育園を受け入れていきます。子供を預かるというだけではなく、子供にかかわる大人の一人として、父母と共に子育てを共有する者として接しています。

自然と共に

 自由に人の手を加えた植物は大変美しく愛らしい物ですが、その生命力は弱く、管理する者がなければ枯れてしまいます。自然の中で育つ木々は力強く、過酷な自然の中で雄々しく育っています。人間の子供も同じように大人の管理下にあるときは、思考する力を欠き、試練に向かう力も育ちません。失敗すること、遅れることを恐れず、ゆっくり歩むことに不安を覚える方もいるかも知れません。しかし子どもは未知の可能性を持って未来に生きています。今子どもたちに手を加え作り上げてしまうことはその可能性を否定することと考えます。人間の生きる目的は競争に勝つことではなく勝った者も負けた者も同じ高さに立って生きていけるところだと思います。

保育士は先生ではありません

 ちょっと気になる表現ですが、あおぞらの保育士は子供達の上に「服従すべき絶対的な存在」としてあるのではなく、子供達を保護してくれる大人であり、共に保育園生活をおくる仲間です。ですから、あおぞらでは保育士を先生とは呼びません。みんなニックネームや親愛の情を込めて呼び捨てで呼んでいます。保育園園長も、対外的には園長ですが、保育園内では子供達の仲間であり、「おにい」あるいは「お兄さん」と呼ばれています。

毎日が遠足

 人間は生まれた時から社会との関わりの中で生きています。保育園という安全地帯の中に閉じこめることなく、社会に触れさせるため、毎日いろんな所へお散歩・遠出しています。小さい子達は、体力的に無理のない範囲でお散歩、大きい子達はバスでいろんな公園・博物館・山登りなど、毎日が遠足です。

みんなが運営に参加する保育園

 親と保育園が共に子供を育てる関係、として経営と保育にいつでも誰でも、参加出来る保育園を目指しています。保育園に対する意見、大歓迎です。

父母の参加する行事は土日に行います

 運動会・遠足などの行事を平日に行うことは保育園行運営にとっては容易なことですが、父母の皆さんが必ずしも平日に休みが取れるとは限りません。父母の皆さんの負担が少しでも軽くなるよう、そしてお父さん・お母さんが行事の日に無理なく参加できるよう、すべての行事は土日に行っています。

母乳授乳もできます

 母乳は乳児にとって、栄養源としてだけでなく、免疫力をつけるため、そして母子の愛情を深めるため、欠かすことの出来ないものです。日中仕事を持っておられるお母さん方には、我が子を母乳で育てることは、なかなか難しいことですが、あおぞら保育園ではお母さん方の職場の昼休み・休憩時間等に母乳をあげに来ることができます。また、保育園まで来る時間的余裕のない方のために、搾母乳をお預かりすることもできます(冷凍庫で冷凍保存します)。

病気の時も保育を行います

 お子さんの具合が悪いときには、自宅で安静にして静かに見守ってあげたいと、誰しも思うことですが、仕事を持っている以上、そう簡単にはいきません。どうしても休めないこともあります。保育園もまた、子育ての場として、病気の子供達を見守っていきたいと考えています。あおぞら保育園では、感染力の強い病気でない限り、子供の機嫌・食欲・保育士の数などを考慮した上で、保育を行っています。

あおぞらには規則がありません

 何をして良くて、何をして悪いか、子供自身に考えさせる保育を実践しています。細かい規則にがんじがらめにされている現代、物事の善し悪しを自分の頭で考えることが必要であるとの考えからです。あえて「大人の考えた規則」を作らず、していい事なのかそれとも悪いことなのか、子供同士でじっくり考えさせています。

小さい子の世話をする年長児達

 保育園・幼稚園というと、何かやるのもクラス単位、遊ぶのもクラス単位と、横のつながりはあっても、縦のつながりはなかなか作りづらいものですが、あおぞらでは縦のつながりも大切にしています。クラス間の交流が緊密で、大きい子が小さい子と良く遊んでくれるし、小さい子も大きい子を自分のお兄ちゃん・お姉ちゃんのように慕っています。

個性を大切に

 集団で生活をしていると、指導する側・保育する側にとっては、決められた時間に決められたことを決められたようにさせることが省力化につながり、保育園運営も楽になります。大きな組織になればなるほど、その恩恵は大きいものです。しかし、これでしなやかな情緒や柔軟な思考力は養えるでしょうか? 決められたことしかできない、画一人間を作り出すことにはならないでしょうか?
 あおぞら保育園では、集団になじめない子もまたその子の個性、みんなと違うことをしたがる子もまたひとつの個性と認め、子供達が伸び伸び成長できる環境づくりに努めています。

園名
あおぞら保育園
園長名
長谷川光洋
所在地
〒305-0813
茨城県つくば市学園の森3-23-2 あおぞら保育園
連絡先
TEL:029-856-3380
FAX:029-856-3380
保育時間
8時30分~17時30分
延長保育
朝: 6時30分~ 8時30分
夕:17時30分~26時00分
※その他の時間帯についても、可能な限りご相談に応じます。
休園日
 

名称

特定非営利活動法人 つくばあおぞら

本部所在地

〒305-0813
茨城県つくば市学園の森3-23-2

設立年月日

2017年11月

運営する 教育・保育施設

・あおぞら保育園
・児童クラブ

理事長

長谷川光洋

あおぞら保育園の沿革

・つくば市竹園に設立   1980年7月 

・つくば市東新井に移転  1982年

・つくば市学園の森に移転 1986年6月

・児童クラブ設立     2002年4月

・NPO設立        2017年11月